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PARADE & FESTARAINBOW WEEK

【TRP2017独占インタビュー!】中島美嘉さん

今春開催された『TRP2017』のステージの最後を、
情熱的なライブで締め括ってくれた中島美嘉さん。
そのライブ直後に語ってくれた独占インタビューを大公開!

インタビュアー:Akira the Hustler(アーティスト)
*2017年5月7日 代々木公園野外ステージ楽屋にて収録

中島美嘉 Mika Nakashima

Profile
1983年鹿児島県生まれ。デビュー以来、圧倒的なビジュアルと歌声で一躍人気を集め「雪の華」や「GLAMOROUS SKY」などヒット曲を次々発表。国内のみならず海外でも映画・ドラマ・ファッションなど、唯一無二の存在として活躍する稀有なアーティスト。2017年3月には4年ぶりのオリジナルアルバム『TOUGH』をリリース。また、8月には、初の全新録音源によるカバーアルバム『ROOTS~Piano & Voise~』をリリース。11月からは全国ホールツアー『MIKA NAKASHIMA FULL COURSE TOUR 2017~YOU WON’T LOSE~』が開催される。http://www.mikanakashima.com

■セットリスト

(1)花束(2)一番綺麗な私を(3)ピアス(4)僕が死のうと思ったのは(5)雪の華(6)JOY

 

ーーAkira the Hustler(以下 Akira)
 本日のライブ、本当に素敵でした。

ーー中島美嘉(以下 中島)
 ありがとうございます。もっと頑張ります(笑)

ーーAkira
 ステージの下手ソデから、お客さんの顔をずっと見ていたんですけど、何かすごくビリビリ来てる感じがして。

ーー中島
 良かったー(笑顔)

ーーAkira
 今回、『東京レインボープライド』に参加されたお気持ちを、まず最初に聞かせてください。

ーー中島
 「LGBT」っていう言葉が一般的になってきて、それはそれでどうかっていうのもあって。というのも、私は、LGBTであれ何であれ、一人の人間だと思っています。なので好きな人が同性だろうと何だろうと関係ない。ボーダーラインなんて全くないと思っているんです。そのボーダーが、もっともっとなくなればいいな、そんな思いで、今日、出演させていただき、そのことをすごく誇りに思っています。

ーーAkira
 嬉しいです。実は僕、中島さんのインスタグラム(@mikanakashima_official)をフォローさせていただいていて、その中のこの投稿にびっくりして……。

ーー中島
 あ! タッコちゃんたちですね! 那覇市の同性パートナーシップ制度に二人が登録し、人前結婚式をやるっていうのを聞きつけ、だったら行かなきゃいけないねって。ライブツアーの真っ最中だったのですが、沖縄までバァーッと行って、歌をプレゼントしてすぐに帰ってきたという(笑)。[*注]

ーーAkira
 それは、どういう経緯で?

ーー中島
 もともと、結婚するっていう相談は二人からずっと受けていて、それで「私たち、もっともっとこういうことを広めていきたいのよ、美嘉も協力してくれない?」って昔から言われていたんです。もちろん、私は、やれることなら何でもやるよって。

ーーAkira
 そうだったんですね。沖縄って、けっこう家族の繋がりとかが強くて、その分、愛情も強いんだけど、だからこそゲイだってことを告げるのは辛いんじゃないかなって。

ーー中島
 それはあったみたいですね。「結婚する」って言ったら、その時は家族の皆さん、戸惑ったそうで。でも、結婚式のスピーチの時、とっても温かい言葉をかけていらっしゃったので、もう、爆泣きしました。

ーーAkira
 すごい勇気ですよね。

ーー中島
 本当に素晴らしかったです。

ーーAkira
 今、台湾では「婚姻の平等(Marriage Equality)」を目指して大きなうねりが起こっていて、アジアで初となる「同性婚」の実現も近いと言われています。一方、日本では、同性のカップルで幸せに暮らしているのに、どうしてわざわざ結婚する必要があるの? って声が上がったりもしています。

ーー中島
 そうなんですか。でも、正直に言って私、本当に「だから何?」っていう感じなんですよ。「ゲイだから何なの?」って。別に良い人なんだったら、それでいいじゃんって。愛し合う人間同士が結婚したいって思う気持ちは、当たり前だと思います。なので、パートナーでいることだけでいいじゃんっていう気持ちも、もちろん分からなくもないんですけど、結婚してもっと絆を深めたいという気持ちは、私にはよく分かります。

ーーAkira
 そうですよね。まずは生き方を選べるかどうかが大事ですもんね。それからもう一つ聞きたいことがあって。この間、僕はFacebookで、たくさんの韓国や台湾、中国のゲイやレズビアンの人たちとつながっていて、どういうわけか知らないんですけど、1か月くらい前に、今日も歌ってくださった、中島さんの「僕が死のうと思ったのは」が凄くバズってたんですよ。いろんな人たちが韓国語や中国語で聴いたけど、物凄い良い歌なんだって。

ーー中島
 中国から広まったかと……。

ーーAkira
 中国から?

ーー中島
 そう。台北でライブをさせていただいた時に、アジアではファンが多くて凄くありがたいことなんですが、中国人の方が翻訳してYouTubeか何かに上げたら([*注2])、中国で「雪の華」を抜いて1位になったんですよ。

ーーAkira
 本当ですか!?

ーー中島
 おそらく、そこからバーって広まったんだと思います。

ーーAkira
 それが、韓国に行って……。

ーー中島
 そうだと思います。本当にあの曲は、今回のこの『東京レインボープライド』にもきっとつながると思って。「LGBT」という言葉って、そういう言葉ができてしまうこと自体に、私はちょっとムカつくんですよね、人を分け隔てしてしまうから。とはいえ、そういう言葉で表される人たちがいて、そういうふうに生まれついたとして、全然悪いことじゃない。でも、いろんなことを言われて、死にたかったり、後ろを向いたり、あるいは「なんで私は、僕は、生まれてきたんだろう」って感じている人たちこそ、多分、この曲を聴いて一番響くんじゃないかなって、私は思うんですよね。もちろん、それはLGBTと呼ばれない人たちもそういうことがあるわけですが。それにしても、まあ、曲名がちょっと凄いので、なかなかプロモーションはできずにいるんです。

ーーAkira
 そうなんですか。

ーー中島
 まったくプロモーションをしなかったんですよ。それなのに、ここまで広まったっていうことを、逆に誇らしく思っています。

ーーAkira
 今日のライブも、このプライドパレードがどうとかいうのではなくて、中島さんの声とか表情とか動きが、こんなふうに言っていいのかわからないですけど、「ここにいることができて、こんな嬉しいことはない」みたいな、何かそういう……。

ーー中島
 あー、そう伝わったなら、とても嬉しいです。どこにでも出させてもらうのは嬉しいんですけど、今回は本当に嬉しくって。やっぱり友達に協力してって言われていたのがあったので。私は全部、全力でやるタイプなので、今回もとりあえずみんなが少しでも心軽くなるなるように、私が背負って全力で歌おうって思って。

ーーAkira
 それが中島さんの表現の役割だっていうふうに、思っている感じはありますか?

ーー中島
 思ってます。代弁者だと思っています。

ーーAkira
 代わりに背負うとか。

ーー中島
 はい、背負います。いくらでも。

ーーAkira
 そうなんですか、強いなー。素晴らしい(笑)。僕も絵を書くんですけれど、なんか表現者ってどっか鬼のように強くなきゃダメだなって……。

ーー中島
 そうですね。でも、私は寂しがり屋だし、気も弱いし、もちろん、そういうものも持ち合わせているんですけど、変なところで、ここだけは頑として譲れないっていうのはありますね。でも、きっとそういうことなんじゃないかなとは思いますけどね。

ーーAkira
 なるほど。最後に、ニューアルバムについてなんですが、これまでの話を聞いていて、タイトルが『TOUGH』なのがわかりました(笑)。こんなふうに聴いてほしい、みたいなのってありますか?

ーー中島
 そういうのはないですね。やっぱり、みんなそれぞれなので、好きな曲も嫌いな曲ももちろんあっていいと思っています。家族でもいいし、カップルでもいいし、誰とでもいいから、好きな場所で好きなように聴いてもらえればと思います。ただ、『TOUGH』というタイトルをつけただけに、少しでも前向きに、楽しくハッピーに過ごすことが「タフ」につながると思うので、そうなってほしいなっていう思いだけはありますね。

ーーAkira
 そうですよね。以前は「本音って大事だよね」みたいなふうなことが、よく言われていましたけど、僕は「建前」も大事だなって思うことがあって。「建前」って、例えば「口角をとりあえず上げていく」とかね。「タフでいよう」っていうのって「建前」だと思うんですよね。

ーー中島
 そうですね。それに建前ってのもあるし、相手を不快にさせない方法っていうのもあって。やっぱりそれは必要だなって思います。大人になってから、気がつきましたけど。

ーーAkira
 そうですよね。今日は、お話が聞けて嬉しかったです。ありがとうございました。

ーー中島
 いいえ、こちらこそ。また何かあったらぜひ呼んでくださいね。

[*注1]沖縄県那覇市では2016年7月8月より、同性カップルを対象に「パートナーシップ登録」制度を実施しており、その登録第1号となった、入眞地(いりまぢ)順治さんと安座間尚彦さんのカップルが、7月17日に開催された『ピンクドット沖縄2016』にて人前結婚式を執り行った。その際に、二人の共通の友人である中島美嘉さんがサプライズで登場し、お祝いの歌を披露した。後日、その時のお二人の写真が、中島さんのインスタグラムで投稿された。
関連動画:https://www.youtube.com/watch?v=fnCsVh5C5Ns

[*注2]https://www.youtube.com/watch?v=QL3T2Nzcqcs

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